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弥陀経義集

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

みだきょうぎしゅう

 著者不明。(消息 P.762)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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非行非善

◆ 参照読み込み (transclusion) JDS:弥陀経義集

みだきょうぎしゅう/弥陀経義集

一巻。善導著とされるが、文中に自らを西方浄土より来化したと述べることや、「穴賢あなかしこ」が使われることから、日本で善導に仮託して作られたものである。西山派了音は、奥州の僧が本書を証空に見せ否定されたことを伝え、親鸞門下慶信の消息にも名がみられることなどから、本書は法然門下間では知られたものであった。念仏往生の教えは凡夫のためにあるとし、「浄土三部経」や、『大仏経』『宝号経』などの偽経をも引用して論を展開している。


【所収】真宗全書五八


【執筆者:藤田真隆】