ごえいどう
ごえいどう 御影堂
浄土真宗の本山において、親鸞の影像を安置した堂をいう。祖師堂、開山堂などといわれることもある。本願寺派本願寺の現在の御影堂は、寛永13年 (1636) に再建されたもので、阿弥陀堂の南に東向きに位置する。東西48メートル、南北62メートル、高さ29メートルの規模で、本堂である阿弥陀堂よりも大きい。これは親鸞の廟堂が展開して本願寺となった歴史的経緯によるといわれる。内陣中央に親鸞の御真影を安置し、両脇壇には歴代宗主の影像、余間には十字名号、九字名号がそれぞれ懸けられている。(浄土真宗辞典)