〈第六通は、笠間の門弟の疑問に答えられたもので、法語の形をとっている。内容は往生を願うものの中に自力他力の別があることを示して、義なきを義とする本願他力の趣を明らかにし、信心の行者を讃嘆したもの。
この消息が書かれた建長七年(1255)は、慈信房善鸞義絶の前年に当っており、笠間の門弟の疑問の背景にはこの慈信房による異義のあったことが推測される。『末灯鈔』(2)真蹟〉(消息 P.746)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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