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乃至一念

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

ないし-いちねん

 心念・称名・時刻などの極少の一念をあげ、さらに多念をも含める意があるので「乃至一念」という。下至一念に同じ。→一念。   (唯信鈔 P.1354)  

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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乃至一念((すなわ)ち一念に至る)

ないし-いちねん 乃至一念

一念」とは心念・称名・時刻などの極小を表し、「乃至」は多念を含めることを表す。『大経』には第十八願成就文(註41)、三輩段(註43)、弥勒付属(註81)の3カ所に「乃至一念」が説かれている。このなか親鸞は、第十八願成就文の「乃至一念」を信の一念、弥勒付属の「乃至一念」を行の一念とする。→行の一念、→信の一念 (浄土真宗辞典)
乃至