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仏法

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

ぶっぽう 仏法

 仏の説いた教えのこと。なお、蓮如はしばしば王法に対する語として用いた。→王法仏法。(浄土真宗辞典)

ぶっぽう 仏法

 仏が教えた。すなわち世間を超えた普遍的な絶対の真理。
真宗では大経真実の教とし、それに説かれた本願念仏の教法を真実の仏法とする。仏法に対して、王法とは統治者が定めた制度・法律、また倫理・道徳を含む社会的な制法をいい、仏教徒の生活は仏法を主とするのが当然であるが、社会的生活においては世俗的規範を無視することができず、仏法と王法との関係が問題となる。
親鸞門徒に世俗の責務を疎略にしないようにと諭し、蓮如王法を尊重するように説いて自制を求めた。
中世末から近世に封建社会が確立する過程で、真宗教団は蓮如の意趣を体制に従順する論理に用いて王法為本・仁義為先を強調し、近代国家が成立する段階では、仏法を真諦、王法を俗諦として、二諦の相依関係を説いた。(真宗新辞典)

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