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六神通

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2016年11月22日 (火) 01:22時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

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ろくじんずう

 梵語シャド・アビジュニャー(şađ-abhijñā)の漢訳。六通ともいう。すぐれた智慧(ちえ)に基礎づけられた自由自在な活動能力。

  • ① 神足通(じんそくつう)。欲する所に自由に現れることができる能力。
  • ② 天眼通(てんげんつう)。人々の未来を予知する能力。
  • ③ 天耳通(てんにつう)。世間一切の苦楽の言葉、遠近の一切の音を聞くことができる能力。
  • ④ 他心通(たしんつう)。他人の考えていることを知る能力。
  • ⑤ 宿命通(しゅくみょうつう)。自己や他人の過去のありさまを知る能力。
  • ⑥ 漏尽通(ろじんつう)。煩悩(ぼんのう)を滅尽させる智慧。

  六通のうち前の五は凡夫(ぼんぶ)にも得られるが、第六の漏尽通は聖者(しょうじゃ)のみが得るといわれる。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

神足通(飛行機がある)、天眼通(?)、天耳通(ラジオがある)、他心通(嘘発見器や心理学がある)、宿命通(考古学がある)。漏尽通、煩悩を滅尽する、でもこれは生きている限り不可能である。