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娑婆

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しゃば

 梵語サハー(sahā)の音写。忍土(にんど)堪忍土(かんにんど)忍界(にんかい)と漢訳する。この現実世界のこと。

この土の衆生(しゅじょう)は、内にはもろもろの苦悩を忍んで受け、外には寒・暑・風・雨などの苦を受けて、これを堪え忍ばねばならないから、忍土・忍界などという。また聖者も、疲労や倦怠を忍んで教化(きょうけ)するから、この土を堪忍土という。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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