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破戒

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

はかい

修行者がその属する宗教の戒律を破ること。持戒に対する語。もともと戒を受けていない者(無戒)には破戒はない。


◆ 参照読み込み (transclusion) JDS:破戒

はかい/破戒

いったん身につけた戒法を破り犯すことをいう。犯戒ぼんかいともいう。持戒に対する語。もともと、戒は三学の一つであるから、この戒を破ることは、仏道修行に対する致命的な損傷であるが、法然は『選択集』一二に「下品中生はこれ破戒の罪人なり」(聖典三・一七一/昭法全三四一)と示すように、破戒を罪と断じながらも、たとえ破戒者であっても念仏すれば浄土往生が叶うと説く。


【資料】『往生記』


【参照項目】➡持戒往生・破戒往生種種念仏往生の機


【執筆者:工藤大樹】