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「第十二願」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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「真仏土巻」で、
 
「真仏土巻」で、
: 光明無量の願
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: [[第十二願|光明無量の願]]
: 寿命無量の願
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: [[第十三願|寿命無量の願]]
 
と標挙され、
 
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2019年11月28日 (木) 16:48時点における版

  光明無量(こうみょうむりょう)の願。→補註1 (大経 P.17)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

「真仏土巻」で、

 光明無量の願
 寿命無量の願

と標挙され、

 つつしんで真仏土を案ずれば、仏はすなはちこれ不可思議光如来なり、土はまたこれ無量光明土なり。しかればすなはち大悲の誓願に酬報するがゆゑに、真の報仏土といふなり。すでにして願います、すなはち光明・寿命の願(第十二・十三願)これなり。

と出体されておられる。この意から「真仏土巻」は真仏と真土を顕す巻である。

原文:

設我得仏(せつがとくぶつ) 光明有能限量(こうみょううのうげんりょう) 下至不照(げしふしょう) 百千億那由他(ひゃくせんおくなゆた) 諸仏国者(しょぶこくしゃ) 不取正覚(ふしゅしょうがく)

訓点:

設我得仏 光明有能限量 下至 百千億那由他 諸仏国者 不取正覚

読下し:

たとひわれ仏を得たらんに、光明よく限量ありて、下、百千億那由他の諸仏の国を照らさざるに至らば、正覚を取らじ。

現代語:

わたしが仏になるとき、光明に限りがあって、数限りない仏がたの国々を照らさないようなら、わたしは決してさとりを開きません。