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このこころは…信心なり

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 「しかれば、いまこの世を如来のみのりに末法悪世とさだめたまへるゆゑは、一切有情(うじょう)まことのこころなくして、師長を軽慢し、父母に孝せず、朋友に信なくして、悪をのみこのむゆゑに、世間・出世みな心口各異、言念無実なりとをしへたまへり。心口各異といふは、こころとくちにいふこと、みなおのおのことなり。言念無実といふは、ことばとこころのうちと実なしといふなり。実はまことといふことばなり。この世の人は無実のこころのみにして、浄土をねがふ人はいつはり、へつらひのこころのみなりときこえたり。世をすつるも名のこころ、利のこころをさきとするゆゑなり」とする異本がある。 (唯文 P.715)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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