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七宝

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しっぽう

 七つの宝物。七珍(しっちん)ともいう。

Ⅰ 自然(じねん)の七宝。

  1. 瑠璃(るり)(青色の玉の類)
  2. 玻璃(はり)(赤や白の水晶)
  3. 硨磲(しゃこ)大蛤(おおはまぐり)または白珊瑚のこと)
  4. 赤珠(しゃくしゅ)(赤真珠)
  5. 瑪碯(めのう)(深緑色の玉で後世のいわゆる瑪碯ではない)

の七種の宝のこと。ただし、このほかに、珊瑚・琥珀・真珠・明月珠(みょうがつしゅ)摩尼珠(まにしゅ)などが適宜に加えられて七宝ということもある。

Ⅱ 転輪聖王(てんりんじょうおう)の七宝。輪宝(輪形の武器で金・銀・銅・鉄の四種がある)・象・馬・珠・玉女・主蔵臣(すぐれた大臣)・主兵臣(すぐれた将軍)の七。→転輪聖王(てんりんじょうおう)。


 転輪王の七宝のこと。 輪宝・象宝・馬宝・珠宝・主蔵宝 (大臣)・玉女宝・主兵臣宝 (将軍) の七。 (論註 P.142要集 P.866)


出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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