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三乗

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さんじょう

  声聞乗(しょうもんじょう)縁覚乗(えんがくじょう)菩薩乗(ぼさつじょう)の三種。
  衆生の根機(素質能力)に応じてさとりへ導く教えを三種の乗り物に喩えたもの。

① 声聞乗。仏の声(教説)を聞いて修行しさとる教え。四諦(したい)十二因縁などの法門。
② 縁覚乗。師仏の教えによらず独りでさとる道を行く教え。十二因縁を観じてさとりをひらく法門。
③ 菩薩乗。大乘菩薩のために説かれた六波羅蜜(ろっぱらみつ)等の法門。

声聞乗、縁覚乗は小乗、菩薩乗は大乘である。→ 一乗 声聞 縁覚 

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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