たりきしんじん-ききがき
たりきしんじん-ききがき 他力信心聞書
2巻。了海の著といわれる。他力信心について14カ条の問答を設けて論じる。『還相回向聞書』と同じく、知識帰命を説く書として僧樸や了祥などによって批判された。『改邪鈔』第18条(註 940)における覚如の批判対象は本書であるともいわれる。(浄土真宗辞典)
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