操作

六合釈

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

ろくがっしゃく 六合釈

 「りくがっしゃく」 ともいう。2語以上によって合成された語の解釈方法。梵語における合成語の解釈方法に由来し、6種に区別する。①依主釈(えしゅしゃく) (前語が後語に対して格関係を有する場合)、②相異釈(そういしゃく) (2語以上の名詞を列挙する場合)、③持業釈(じごっしゃく) (2語の合成語において、一方が他方を形容する場合、または2語が同格となる場合)、④帯数釈(たいすうしゃく) (2語の合成において、前語が数詞で形容詞的役割をなす場合)、⑤隣近釈(りんごんしゃく) (前語が不変化詞、後語が名詞形で、合成語全体が副詞の機能をもつ場合)、⑥有財釈(うざいしゃく) (合成語全体が所有の意味を表す形容詞のはたらきをする場合) の六。(浄土真宗辞典)

参照WEB版浄土宗大辞典の「六合釈」の項目