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十四の難

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

じゅうしのなん

 仏教徒以外の人々から釈尊に向けられた十四項の質問のこと。
世界は、

①常であるか、
②無常であるか、
③常かつ無常であるか、
④常でも無常でもないか。

世界は、

⑤有辺か、
⑥無辺か、
⑦有辺かつ無辺か、
⑧有辺でも無辺でもないか。

如来は、

⑨死後も存在するか、
⑩存在しないか、
⑪存在しかつ存在しないか、
⑫存在しも存在しなくもないか。

個我と身体は、

⑬同一か、
⑭異なるか、

というもので、釈尊は、これらの形而上学的な問いを無意味であるとして、黙して是とも非とも答えられなかった。 これを十四無記という。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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