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四暴流

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しぼる

 四流(しる)ともいう。煩悩(ぼんのう)の異名。煩悩は一切の善を押し流すので暴流という。これに四種をあげる。

  1. (よく)暴流。欲界(よくかい)五欲の境に執着して起る煩悩。
  2. ()暴流。色界(しきかい)無色界(むしきかい)における見惑(けんわく)思惑(しわく)
  3. (けん)暴流。三界(さんがい)の見惑すなわち誤った見解。
  4. 無明(むみょう)暴流。四諦(したい)などに対する無智(むち)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

御開山は、

四流とはすなはち四暴流なり。また生・老・病・死なり。(信巻 P.255)

とされて、迷いの果である生・老・病・死をふくめて四暴流を解釈されておられた。