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四論

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しろん

 龍樹菩薩造の『中論』『十二門論』『大智度論』と提婆菩薩造の『百論』を指す。これらは空の思想を明らかにしたもので、四論宗の所依の論である。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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しろん 四論

 龍樹の『中論』4巻、『十二門論』1巻、『大智度論』 100巻とその弟子 聖提婆(しょうだいば} (170-270頃) の『百論』2巻を総称して四論という。 四論宗の所依の論とされる。→四論宗(浄土真宗辞典)

『中論』等では「空」を強調する。ただ、『中論』の空を基本としながらも「諸法実相」の肯定面を説く龍樹菩薩造とされる『大智度論』を取り入れて四論とされたのであろう。