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大寂滅

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

だいじゃくめつ

 一切の法は本来空寂であるという空理。(証巻 P.315)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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 ここでは身心ともに完全に無に帰する小乗の無余涅槃(灰身滅智(けしん-めっち))のこと。空理に入ったが、かえってその空にとらわれて大乗菩薩の四弘誓願の「衆生無辺誓願度」に背き下化衆生を放棄すること。いわゆる自利だけで利他がない小乗の涅槃をいう。