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実如

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

じつにょ

 (1458-1525)本願寺第九代。蓮如上人の第五男。教恩院。諱(いみな)は光兼。延徳元年(1489)、三十二歳の時、蓮如上人の後を継いで本願寺宗主となられた。永正三年(1506)、細川勝元が摂津・河内門徒の動員を求めたのに応じようとしたとき、それに反対して、摂津と河内の門徒が弟の実賢を擁して大坂坊にたてこもる事件があった。その後は平和主義に徹し、大永三年(1523)には三箇条の法を発して、戦乱に介入することを禁止された。また『御文章』を編集して教義の確立につとめ、一門一家の制を定めるなど教団体制の整備に尽力された。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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