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念仏房

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

ねんぶつぼう

 生没年不詳。念阿弥陀仏のこと。比叡山の僧であったが法然上人に帰依し、晩年京都嵯峨の往生院(現在の祇王寺)に住したという。(歎異抄 P.851, 御伝鈔 P.1050)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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ねんぶつぼう/念仏房

保元二年(一一五七)—建長三年(一二五一)一一月三日。念阿弥陀仏、良鎮、藤次入道ともいう。もとは比叡山の学僧であったが、法然勧化によって念仏聖となったという。大原問答に立ち会い、法然の滅後に夢告を得たという。嵯峨の往生院(現・祇王寺)に居住し、東隣の清凉寺が焼失した際には再建に助力した。


【資料】『四十八巻伝』四八


【参考】伊藤唯眞『浄土宗の成立と展開』(吉川弘文館、一九八一)


【執筆者:齋藤蒙光】