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摂大乗論

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しょうだいじょうろん

 無着(むじゃく) (梵語アサンガ Asańga の漢訳) 造。 漢訳には、北魏(ほくぎ)仏陀扇多(ぶっだせんた)訳二巻・梁の真諦(しんだい)訳三巻・隋の達磨笈多(だつまぎゅうた)訳 (世親菩薩の『摂大乗論釈論』所収)・唐の玄奘訳三巻の四種があり、チベット訳も現存する。 唯識(ゆいしき)思想にもとづいて大乗仏教の全体を組織的に論じたもの。 中国では真諦訳によって摂論(しょうろん)宗が興った。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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