ぼんてんのう
インド思想で万有の根源ブラフマン(brahman)を神格化したもので、仏教に入って色界(しきかい)の初禅天をいう。これに梵衆天(ぼんしゅてん)・梵輔天(ぼんほてん)・大梵天の三天があり、その総称、または大梵天のみをさす。帝釈天(たいしゃくてん)と並んで護法神とみなされた。 (安楽集 P.266、要集 P.940)