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機の真実

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

きのしんじつ

 衆生の本来のすがた。(口伝鈔 P.900, 改邪鈔 P.938)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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二種深信

覚如上人は、『口伝鈔』で、

 いはゆる三経の説時をいふに、『大無量寿経』は、法の真実なるところを説きあらはして対機はみな権機なり。『観無量寿経』は、機の真実なるところをあらはせり、これすなはち実機なり。いはゆる五障の女人韋提をもつて対機として、とほく末世の女人・悪人にひとしむるなり。
『小阿弥陀経』は、さきの機法の真実をあらはす二経を合説して、「不可以少善根福徳因縁得生彼国」と等説ける。無上大利名願を、一日七日の執持名号に結びとどめて、ここを証誠する諸仏の実語を顕説せり。(口伝鈔 P.900)

とされておられた。