秘事法門

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ひじぼうもん

 主張するところの教義を秘密の儀礼をとおして伝授する法門。異安心(いあんじん)のひとつ。(御文章 P.1130)


 出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社)
 出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社)
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各種の方法で人に心理的変化を起こさせ、それを信心獲得だと教える秘事法門は近年まで越前にはよくあった。

質問攻めと議論で疲労困憊した信者を善知識が本尊のまえへ連れて行く。紹介した二人が信者の両手を取り身体を三回前後に揺らし、善知識が「これで三願転入した、間違いなく信心が頂けた」と宣言するなどである。

社会生活に適応できないほど信心というものがらに迷っている場合には、その状態から抜け出させる為にある意味で有用な手法ではあるがお節介である。

信因称報説のみを強調し、救いの法である名号を軽視する立場、悪しき信一念義から派生する教義で土蔵秘事とも呼ばれる。
秘事とは秘められた儀式の行事の意味であり、浄土真宗の正当な行信の理解とは異質なものである事、そして参加者がその儀式を秘密にする為に秘事法門と言われる。

浄土真宗では、古来から「信は仏辺に仰ぎ、慈悲は罪悪中に味わう」と言っていた。しかし慈悲を仏の方へ仰ぎ、信を機に求めるとこうなってしまうのだろう。「こんな者をなぁ」と仏の慈悲を機の煩悩の中に見つめ(機の深信)、必ず浄土へ往生させるという仏の信を仰信(法の深信)するのが二種深信である。

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