至心に回向したまへり

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ししんにえこうしたまえり

 通常は「至心に回向して」と読む。親鸞聖人は如来回向の義をあらわすために、このように読みかえられた。(大経 P.41信巻 P.250,浄文 P.493)

 出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社)
 出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社)
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本願成就文の当面読み:
諸有衆生、聞其名号、信心歓喜、乃至一念、至心回向、願生彼国、即得往生、住不退転。
あらゆる衆生、その名号を聞きて、信心歓喜し、すなわち一念に至るまで、至心に回向して、かの国に生まれんと願ずれば、すなはち往生することを得て、不退転に住せん。
唯除、五逆誹謗正法。
ただ五逆と正法を誹謗するものとをば除く。
御開山の読み:
諸有衆生、聞其名号、信心歓喜、乃至一念。
あらゆる衆生、その名号を聞きて、信心歓喜せんこと、乃至一念せん。
至心回向。
至心に回向したまへり。
願生彼国、即得往生、住不退転。
かの国に生ぜんと願ずれば、すなはち往生を得、不退転に住せん。
唯除、五逆誹謗正法。
ただ五逆と正法を誹謗するものとをば除く。

御開山は、信の一念を強調するため「乃至一念」で文章を区切られた。そして「至心回向」を如来回向の義をあらわすために「至心に回向したまへり」と約仏で読まれた。→二種回向