あみだぶつ-の-しょうじょう-ほうど-なり
浄土三部経には、因位の法蔵菩薩の願行に報い顕現した阿弥陀仏の浄土を意味する「報土」という語がない。ゆえに『不空羂索神変真言経』の「汝当生処 是阿弥陀仏清浄報土(なんぢ当生の処は、これ阿弥陀仏の清浄報土なり)」の文を引文されたのであろう。これは「真仏土巻」後半で展開される、善導大師の「報身土を証す」是報非化論(真巻 P.364)への伏線でもあろう。(真巻 P.342) →同居の土 →三身