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須弥山

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しゅみせん

 須弥は梵語スメール(Sumeru)の音写。妙高(みょうこう)と漢訳する。古代インドの世界観によるもので、世界の中心に高くそびえる巨大な山。大海の中にあって、金輪(こんりん)の上にあり、その高さは水面から八万由旬(ゆじゅん)である。その周囲を七金山(こんせん)がとりまき、この七金山と須弥山の間に七海を擁する。七金山の外側に鹹海(かんかい)を隔てて鉄囲山(てっちせん)がめぐり、須弥世界の外廓をなす。鹹海の中に四大洲(しだいしゅう)があり、その中の南瞻部洲(なんせんぶしゅう)閻浮提(えんぶだい)ともいう)に人間は住む。日月は須弥山をめぐり、山の中腹には四天王、頂上には帝釈天(たいしゃくてん)のすみかがある。 (願生偈 P.1447

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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