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兼誉

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けんよ

 (1464-1550)蓮如上人の第十三子(第六男)。法名蓮淳(れんじゅん)。 蓮如上人の吉崎下向にともない、親鸞聖人の影像を安置する大津近松の顕証寺を守り、大津近松殿と呼ばれた。

また永正年間に伊勢長島に願証寺を開き近江・東海地方の教線の伸張につとめた。一時本願寺を離れたが、下妻頼秀、頼盛兄弟の追放と前後して復帰し、河内の顕証寺(もと西証寺と称した)に入った。近松顕証寺・富田称徳寺を兼任。 晩年は光応寺と称して証如上人時代の本願寺で勢威をもち、指導的な役割を担った。著書に『蓮淳記』がある。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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