だいしょうごんろん
十五巻。 馬鳴(めみょう)菩薩 (1-2世紀頃) 造と伝えられる。 後秦(こうしん)の鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。 譬喩(ひゆ)・伝説など九十種の説話を集成したもの。
現存の『大荘厳論(だいしょうごんろん)』 に該当する文はない。 道世(どうせい)編の『諸経要集(しょきょうようしゅう)』 巻十に引く『大菩薩蔵経(だいぼさつぞうきょう)』 の文によったものか。 (要集 P.963)