真空妙有
しんくう-みょうう 真空妙有
偏空偏有の反対で、即ち空(くう)にも有(う)にもかたよらないこと。従って真空と妙有とは別々のものではない。あらゆるもの(五蘊)は種々さまざまな条件(因縁)に依存するものであるから、実体のないもの(空)であると同時に、それ故にこそ仮に存在するもの(有)として、世間的な慣用の世界ではその存在性が認めら主張される、ということ。(五教章通路記二三)(仏教学辞典)
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