くんじゅう
(梵)ヴァーサナー vāsanā の訳。熏とも訳す。香気を衣服に薫じ付けるように、迷悟の諸法(特にわれわれの身・語・意の業即ち行為)が、その勢力を他のものの上に(特にわれわれの心の上に)熏附し残し留めること。{─以下略─}(仏教学辞典)→習気
御開山は法然聖人を讃嘆する「勢至讃」で、
- 染香人のその身には
- 香気あるがごとくなり
- これをすなはちなづけてぞ
- 香光荘厳とまうすなる (浄土 P.577)
と、法然聖人を、念仏の智慧の香に薫じられた菩薩として嘆じられていた。
外部リンク
→WDM:くんじゅう
→JWP:薫習