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「毘婆尸仏」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
 
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 毘婆尸は梵語ヴィバシュイン(Vipaśyin) の音写。過去七仏の第一。 ([[往生要集下巻 (七祖)#P--1082|要集 P.1082]])
  
 
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2022年2月17日 (木) 15:24時点における最新版

びばしぶつ

 過去七仏の第一。(信巻 P.289)

 毘婆尸は梵語ヴィバシュイン(Vipaśyin) の音写。過去七仏の第一。 (要集 P.1082)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

◆ 参照読み込み (transclusion) JDS:過去七仏

かこしちぶつ/過去七仏

釈尊以前に娑婆世界に現れたとされる六仏に釈尊を加えた七仏のこと。①毘婆尸びばしⓅVipassin、②尸棄しきⓅSikhin、③毘舎浮びしゃふⓅVessabhū、④俱留孫くるそんⓅKoṇḍañña、⑤俱那含くなごんⓅKonāgamana、⑥迦葉かしょうⓅKassapa、⑦釈迦牟尼ⓅSakyamuni。毘婆尸・尸棄・毘舎浮の三仏は今より一つ前の荘厳劫に現れ、それ以降は釈尊と同じく今の賢劫に出現した仏であるという。『増一阿含』四五(正蔵二・七九〇上~)に、過去に恒沙の仏が出現したが、諸仏共通の習いのとおり最近の七仏についてのみ詳細に説くとある。その他『大本経』や『雑阿含』三四などにも関説がある。『法句経』下(正蔵四・五六七中)などに出る有名な句に「諸の悪を作すなく 衆の善を奉行し 自ら其の意を浄ず 是れ諸仏の教なり」があるが、偈中の諸仏とは過去七仏解釈され、「七仏通戒偈」として知られる。


【参照項目】➡七仏通戒偈


【執筆者:小澤憲雄】