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 ねがいしたうの意。善導は『観経』に説かれる[[定散二善]]について、 「散善義」 に
 
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:「釈迦仏、 この『観経』に三福九品・定散二善を説きて、 かの仏の依正二報を証讃して人をして[[欣慕]]せしむと深信す」([[P:386|化身土巻文・註 386]]
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:「釈迦仏、 この『観経』に三福九品・定散二善を説きて、 かの仏の依正二報を証讃して人をして[[欣慕]]せしむと深信す」([[P:386|化身土巻文・註 386]])
 
と述べている。これをうけて親鸞は、 「化身土巻」 に
 
と述べている。これをうけて親鸞は、 「化身土巻」 に
 
:「[[仮令の誓願]]まことに由あるかな。仮門の教、 [[欣慕]]の釈、 これいよいよあきらかなり」([[P:386|註 386]])
 
:「[[仮令の誓願]]まことに由あるかな。仮門の教、 [[欣慕]]の釈、 これいよいよあきらかなり」([[P:386|註 386]])

2024年7月12日 (金) 15:43時点における版

ごんぼ

 ねがいしたうこと。(信巻 P.218三経 P.631)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

ごんぼ 欣慕

 ねがいしたうの意。善導は『観経』に説かれる定散二善について、 「散善義」 に

「釈迦仏、 この『観経』に三福九品・定散二善を説きて、 かの仏の依正二報を証讃して人をして欣慕せしむと深信す」(化身土巻文・註 386)

と述べている。これをうけて親鸞は、 「化身土巻」 に

仮令の誓願まことに由あるかな。仮門の教、 欣慕の釈、 これいよいよあきらかなり」(註 386)

といい、 衆生に浄土往生を願わせようとする、 第十九願に込められた阿弥陀仏の方便誘引の意とする。(浄土真宗辞典)


欣慕の釈