「かくのごときの涅槃…有にあらず」の版間の差分
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
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+ | ::かくのごときの涅槃、また有にしてこれ涅槃と名づくることを得。実にこれ有にあらず。 | ||
+ | 涅槃が妙有であることを強調するため、「また'''有にして'''これ涅槃と名づくることを得」と、このように読まれた。そして、「妙有」として相対的な有・無の対立を超えた上にこそ存在の真実の相(すがた)が現れるとして「実にこれ有にあらず」とされたのであろう。 | ||
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2024年6月16日 (日) 01:28時点における最新版
かくのごときの涅槃、また有にしてこれ涅槃と名づくることを得。実にこれ有にあらず。
通常は「かくのごとく涅槃もまた有と名づくることを得れども、しかもこの涅槃は実にこれ有にあらず」と読む。(真巻 P.347)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
- 涅槃経原文:
- 如是涅槃亦得名有。而是涅槃 實非是有。
- かくのごとく涅槃もまた有と名づくることを得れども、しかもこの涅槃は実にこれ有にあらず。
- 御開山の訓:
- 如是涅槃 亦得名 有而是涅槃。實非是有。
- かくのごときの涅槃、また有にしてこれ涅槃と名づくることを得。実にこれ有にあらず。