「長生不死の神方」の版間の差分

2018年3月1日 (木) 19:35時点における最新版

ちょうせいふしのしんぼう

　もとは神仙術でいわれた言葉であるが、ここでは、信心をうれば生死(しょうじ)をこえ、阿弥陀仏と同じ無量寿をえしめられるから、信心を不死を獲（う）る不可思議の方法（神方/妙術）という。(信巻 P.211, 浄文 P.481)

出典（教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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曇鸞大師は『大集経』の註釈を志したが、健康を害して果さず、そのため不老長生の法を求めて江南に道士陶弘景を訪ね、仙経を授かった。帰途洛陽で菩提流支に会い、仏教こそ真の不死の教えであると諭され『観無量寿経』を授けられた。そして仙経を焼きすてて浄土教に帰したという。（『続高僧伝』等）。この故事から「大信心はすなはちこれ長生不死の神方」と表現されたのであろう。
『正信念仏偈』ではこの意を、

三蔵流支授浄教　焚焼仙経帰楽邦

三蔵流支、浄教を授けしかば、仙経を焚焼して楽邦に帰したまひき。(行巻 P.205)

とされている。

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 ちょうせいふしのしんぼう
-　もとは神仙術でいわれた言葉であるが、ここでは、信心をうれば生死(しょうじ)をこえ、阿弥陀仏と同じ無量寿をえしめられるから、信心を不死をうる不可思議の方法という。([[信巻本#P--211|信巻 P.211]], [[浄文#P--481|浄文 P.481]])
+　もとは神仙術でいわれた言葉であるが、ここでは、信心をうれば<kana>生死(しょうじ)</kana>をこえ、阿弥陀仏と同じ無量寿をえしめられるから、信心を不死を獲（う）る不可思議の方法（神方/妙術）という。([[信巻本#P--211|信巻 P.211]], [[浄文#P--481|浄文 P.481]])
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+曇鸞大師は『大集経』の註釈を志したが、健康を害して果さず、そのため不老長生の法を求めて江南に道士陶弘景を訪ね、仙経を授かった。帰途洛陽で菩提流支に会い、仏教こそ真の不死の教えであると諭され『観無量寿経』を授けられた。そして仙経を焼きすてて浄土教に帰したという。（『続高僧伝』等）。この故事から「大信心はすなはちこれ長生不死の神方」と表現されたのであろう。<br />
+『正信念仏偈』ではこの意を、
+:三蔵流支授浄教　焚焼仙経帰楽邦
+::三蔵流支、浄教を授けしかば、仙経を焚焼して楽邦に帰したまひき。([[行巻#曇鸞章|行巻 P.205]])
+とされている。
+[[Category:追記]]

「長生不死の神方」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ（WikiArc）』

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