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「大智度論」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
 
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 百巻。<kana>[[龍樹]](りゅうじゅ)</kana>菩薩(150-250頃)の著(現在は龍樹撰述に疑問が出されている)。後秦の<kana>[[鳩摩羅什]](くまらじゅう)</kana>訳。
  
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2018年5月28日 (月) 00:39時点における最新版

だいちどろん

 百巻。龍樹(りゅうじゅ)菩薩(150-250頃)の著(現在は龍樹撰述に疑問が出されている)。後秦の鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。

摩訶般若波羅蜜経(まかはんにゃはらみつきょう)』を註釈したもの。原本は現存しないが、元来は十万頌あったと伝えられ、鳩摩羅什がそれを百巻に要約したといわれる。般若空の思想を基本的立場としながらも、自著『中論』にみられる否定面と比べてむしろ諸法実相(じっそう)の積極的な肯定面に力を注いでおり、大乗の菩薩思想や六波羅蜜(ろっぱらみつ)などの宗教的実践面を明らかにしている。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

参照WEB版浄土宗大辞典の「大智度論」の項目