操作

「三福」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

1行目: 1行目:
 
さんぷく
 
さんぷく
  
  『観経』に説かれた散善の行を三種に分類したもの。
+
 『観経』に説かれた[[散善]]の行を三種に分類したもの。
  
:① <kana>世福(せふく)</kana>(世俗の善)。父母に孝行を尽し、師長(師や先輩)によく仕え、慈悲心をもち、善行を修めること。
+
:① <kana>[[世福]](せふく)</kana>(世俗の善)。父母に孝行を尽し、師長(師や先輩)によく仕え、慈悲心をもち、善行を修めること。
:② <kana>戒福(かいふく)</kana>(小乗の善)。仏・法・僧の[[三宝]]に帰依し、すべての戒を守って<kana>威儀(いぎ)</kana>を正すこと。
+
:② <kana>[[戒福]](かいふく)</kana>(小乗の善)。仏・法・僧の[[三宝]]に帰依し、すべての戒を守って<kana>威儀(いぎ)</kana>を正すこと。
:③ <kana>行福(ぎょうふく)</kana>(大乗の善)。菩提心をおこし、大乗経典を<kana>読誦(どくじゅ)</kana>して浄土往生を願うこと。
+
:③ <kana>[[行福]](ぎょうふく)</kana>(大乗の善)。菩提心をおこし、大乗経典を<kana>読誦(どくじゅ)</kana>して浄土往生を願うこと。
  
 
→ [[定善]](じょうぜん)、[[散善]](さんぜん)。
 
→ [[定善]](じょうぜん)、[[散善]](さんぜん)。

2018年10月14日 (日) 17:12時点における版

さんぷく

 『観経』に説かれた散善の行を三種に分類したもの。

世福(せふく)(世俗の善)。父母に孝行を尽し、師長(師や先輩)によく仕え、慈悲心をもち、善行を修めること。
戒福(かいふく)(小乗の善)。仏・法・僧の三宝に帰依し、すべての戒を守って威儀(いぎ)を正すこと。
行福(ぎょうふく)(大乗の善)。菩提心をおこし、大乗経典を読誦(どくじゅ)して浄土往生を願うこと。

定善(じょうぜん)、散善(さんぜん)。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。