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出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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『阿弥陀経』
 
『阿弥陀経』
  
▽ 一巻。 後秦(こうしん)の鳩摩羅(くまら)什(じゅう)訳。 『小経』ともいう。 (しゃ)()(こく)の祇(ぎ)園(おん)精(しょう)舎(じゃ)で説かれたもので、はじめに極楽浄土のうるわしい荘(しょう)厳(ごん)相(そう)と、阿弥陀仏・聖(しょう)衆(じゅ) (浄土の聖者) の徳について述べ、次にその極楽に生ずる因は、一心の念仏であると説き、最後に六方の諸仏がこの念仏往生の法を証誠(しょうじょう)される旨を述べている。 無(む)問(もん)自(じ)説(せつ)の経 (問いをまたずに釈尊が自ら説かれた経) とも、一代結経 (釈尊一代の説法の結びの経) ともいわれる。 法然(ほうねん)上人は 『大教』『観経』とともに本経を浄土三部経の一とし、正依(しょうえ)の経典と定められた。
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▽ 一巻。 <kana>後秦(こうしん)</kana>の<kana>鳩摩羅什(くまらじゅう)</kana>訳。 『小経』ともいう。 <kana>舎衛国(しゃえいこく)</kana>の<kana>祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)</kana>で説かれたもので、はじめに極楽浄土のうるわしい<kana>荘厳相(しょうごんそう)</kana>と、阿弥陀仏・<kana>聖衆(しょうじゅ) </kana>(浄土の聖者) の徳について述べ、次にその極楽に生ずる因は、一心の念仏であると説き、最後に六方の諸仏がこの念仏往生の法を<kana>証誠(しょうじょう)</kana>される旨を述べている。 <kana>無問自説(むもんじせつ)</kana>の経 (問いをまたずに釈尊が自ら説かれた経) とも、一代結経 (釈尊一代の説法の結びの経) ともいわれる。 <kana>法然(ほうねん)</kana>上人は 『大教』『観経』とともに本経を浄土三部経の一とし、<kana>正依(しょうえ)</kana>の経典と定められた。
  
 
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[[Category:巻末註]]
 
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2010年11月11日 (木) 13:14時点における最新版

『阿弥陀経』

▽ 一巻。 後秦(こうしん)鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。 『小経』ともいう。 舎衛国(しゃえいこく)祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)で説かれたもので、はじめに極楽浄土のうるわしい荘厳相(しょうごんそう)と、阿弥陀仏・聖衆(しょうじゅ)(浄土の聖者) の徳について述べ、次にその極楽に生ずる因は、一心の念仏であると説き、最後に六方の諸仏がこの念仏往生の法を証誠(しょうじょう)される旨を述べている。 無問自説(むもんじせつ)の経 (問いをまたずに釈尊が自ら説かれた経) とも、一代結経 (釈尊一代の説法の結びの経) ともいわれる。 法然(ほうねん)上人は 『大教』『観経』とともに本経を浄土三部経の一とし、正依(しょうえ)の経典と定められた。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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