「十善」の版間の差分
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
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#不瞋恚(ふしんに) 激しい怒りを持いだかない。 | #不瞋恚(ふしんに) 激しい怒りを持いだかない。 | ||
#不邪見(ふじゃけん) (因果、業報、輪廻等を否定する)間違った見解を持たない。 | #不邪見(ふじゃけん) (因果、業報、輪廻等を否定する)間違った見解を持たない。 | ||
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2018年6月5日 (火) 13:55時点における版
じゅうぜん
身・口・意の三業の中でとくに顕著な善い行為のこと。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
仏教における十悪を抑止するため否定形で表現したもの。
身業
- 不殺生(ふせっしょう) 故意に生き物を殺さない。
- 不偸盗(ふちゅうとう) 与えられていないものを取らない。
- 不邪淫(ふじゃいん) みだらな性的関係を持たない。
口業
- 不妄語(ふもうご) 嘘をつかない。
- 不綺語(ふきご) 中身の無い飾った話をしない。
- 不悪口(ふあっく) 乱暴な言葉を使わない。
- 不両舌(ふりょうぜつ) 他人を仲違いさせるような言葉をいわない。
意業
- 不貪欲(ふとんよく) 激しい欲をいだかない。
- 不瞋恚(ふしんに) 激しい怒りを持いだかない。
- 不邪見(ふじゃけん) (因果、業報、輪廻等を否定する)間違った見解を持たない。
- キリスト教などにおける善は、自分に対してして欲しいことは人にもしなさい、という肯定なので独断の善の押し売りになりやすい。
- それ対して、仏教の場合の善は、自分にして欲しくないことは人にもするな、という否定を善とするので価値の押し付けにはなりにくい。このような意味で仏教での善は否定形でいふのであろう。