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 龍樹の『中論』4巻、『十二門論』1巻、『大智度論』 100巻とその弟子 <kana>聖提婆(しょうだいば}</kana> (170-270頃) の『百論』2巻を総称して[[四論]]という。 [[四論宗]]の所依の論とされる。→[[四論宗]](浄土真宗辞典)
 
 龍樹の『中論』4巻、『十二門論』1巻、『大智度論』 100巻とその弟子 <kana>聖提婆(しょうだいば}</kana> (170-270頃) の『百論』2巻を総称して[[四論]]という。 [[四論宗]]の所依の論とされる。→[[四論宗]](浄土真宗辞典)
 
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2024年11月9日 (土) 06:12時点における版

しろん

 龍樹菩薩造の『中論』『十二門論』『大智度論』と提婆菩薩造の『百論』を指す。これらは空の思想を明らかにしたもので、四論宗の所依の論である。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

しろん 四論

 龍樹の『中論』4巻、『十二門論』1巻、『大智度論』 100巻とその弟子 聖提婆(しょうだいば} (170-270頃) の『百論』2巻を総称して四論という。 四論宗の所依の論とされる。→四論宗(浄土真宗辞典)

『中論』等では「空」を強調する。ただ、龍樹菩薩造とされる『中論』の空を基本としながらも「諸法実相」の肯定面を説く『大智度論』を取り入れて四論とされたのであろう。