ちゅうろん
四巻。 後秦(こうしん)の鳩摩羅什訳。 龍樹菩薩の中論本頌(ほんじゅ)に青目(しょうもく)の註釈を付したもの。 あらゆる事物事象に実体がないとする縁起・空(くう)・無自性(むじしょう)を説き、世俗諦・勝義諦という二真理説を展開する。 →龍樹 (りゅうじゅ)。