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自法愛染故…

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2012年5月2日 (水) 15:55時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

じほうあいぜんこ

 「みづからの法を愛染するがゆゑに他人の法を毀呰(きし)すれば、戒行を持つ人なりといへども地獄の苦を免れず」 (御文章 P.1104)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

往生要集中巻_(七祖)#P--1008で引く『智度論』の偈。

我が法、尊(たっと)きがゆえに、あえて他人の法を毀呰せず。

復次一切諸外道出家心念。

また次ぎに、一切の諸の外道の出家、心に念ずらく

我法微妙第一清淨。

わが法は微妙にして第一の清浄なり。と

如是人自歎所行法毀他人法。

かくの如き人は自ら行ずる所の法を歎じて、他人の法を毀る。

是故現世相打鬪諍。後世墮地獄。受種種無量苦。

この故に、現世には相打ち闘諍することあり、後世には地獄に堕ちて、種々無量の苦を受く。

如説偈

偈に説くが如し、

自法愛染故 呰毀他人法

自法に愛染するが故に、他人の法を呰毀(しき)せば、

雖持戒行人 不脱地獄苦

持戒の行人といえども、地獄の苦を脱せず、と。