操作

三法立題

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2017年1月8日 (日) 22:10時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版 (林遊 がページ「教行証文類」を「三法立題」に、リダイレクトを残さずに移動しました)

目 次

それ真実のを顕さば、すなはち『大無量寿経』これなり。

とはすなはち無碍光如来の名を称するなり。

信別開(信の体は無い。信は行から開く)
至心:この至心はすなはちこれ至徳の尊号をその体とせるなり。
信楽:すなはち利他回向の至心をもつて信楽の体とするなり。
欲生:すなはち真実の信楽をもつて欲生の体とするなり。
三心一心
まことに知んぬ、至心・信楽・欲生、その言異なりといへども、その意これ一つなり。
真実の信心はかならず名号を具す。(行である名号から信を開いたので名号を具す。)

つつしんで真実のを顕さば、すなはちこれ利他円満の妙位、無上涅槃の極果なり。
教巻で示した教・行・信・証を結す。
それ真宗の教行信証を案ずれば、如来の大悲回向の利益なり。
還相回向
二つに還相の回向といふは、すなはちこれ利他教化地の益なり。