[ちょうらくじ]
長楽寺流のこと。法然上人門下の皆空房(かいくうぼう)隆寛(りゅうかん)(1148-1227)によって伝えられた系統。隆寛が東山の長楽寺に住したので、この名がある。多念の称名によって臨終の往生が確実になるとするので、多念義とも呼ばれるが、隆寛自身の教学を多念義とするのは適切ではない。 (御文章 P.1132)