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四依

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2018年6月16日 (土) 08:55時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

しえ

 よりどころとなる四種類をいう。

 人四依。天台の『法華玄義(ほっけげんぎ)』には、

①五品(ごほん)、六根を初依(しょえ)、
②十住(じゅうじゅう)をを第二依、
③十行(じゅうぎょう)、十回向(じゅうえこう)を第三依、
④十地(じゅうじ)、等覚(とうがく)を第四依としている。

親鸞聖人は浄土真宗の祖師方を指して四依の大士といわれている。(弘経大士宗師等)


 法四依。道を成ずるためには正法(しょうぼう)のみに依って、そうでないものに依ってはならないこと。これに四種ある。

①依法不依人(えほうふえにん)。教えを依りどころとし、説く人によらない。
②依義不依語(えぎふえご)。教えの内容を依りどころとして、言葉によらない。
③依智不依識(えちふえしき)。真実の智慧(さとり)を依りどころとして、人間の分別によらない。
④依了義経不依不了義経(えりょうぎきょうふえふりょうぎきょう)。真理を完全に説き明かした了義経を依りどころとして、不了義の経によらない。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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トーク:四依

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