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如来

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2005年10月26日 (水) 22:34時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

にょらい

 釈尊。(正像 P.613)

 梵語タターガタ(tathāgata)の漢訳。真如(真理)より現れ来った者、あるいは真如をさとられた者の意で、仏のこと。十種の称号がある(如来の十号)。

①応供(おうぐ)。供養を受けるに値する者。
②等正覚(とうしょうがく)。平等の真理をさとった者。
③明行足(みょうぎょうそく)。智慧と行とが共に完全な者。
④善逝(ぜんぜい)。迷界をよく超え出て再び迷いに還らない者。
⑤世間解。世間・出世間のことをすべて知る者。
⑥無上士。最上最高の者。
⑦調御丈夫(じょうごじょうぶ)。衆生(しゅじょう)を調伏・制御してさとりに導く者。
⑧天人師。神々と人間の師。
⑨仏。覚れる者。
⑩世尊。世間で最も尊い方。

この十号は、如来を入れると十一号になる。それを合わせて十号と呼ぶ数え方に諸説がある。


出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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