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三輩

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2005年9月28日 (水) 20:07時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

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さんぱい

 『大経』に、浄土往生を願う三種のともがらをその修行の別によって上輩(じょうはい)中輩(ちゅうはい)下輩(げはい)の三種に区別したもの。

①上輩。出家して沙門(しゃもん)となり、さとりを求める心をおこしてひたすらに無量寿仏を念じ、諸の功徳(くどく)を修めるもの。
②中輩。沙門となって大いに功徳を修めることはできないが、さとりを求める心をおこしてひたすらに無量寿仏を念じ、多少に善を修めるもの。
③下輩。たださとりを求める心をおこして、ひたすらに無量寿仏を念ずるもの。</br>

また、『観経』には九品の往生が説かれるが、その上三品を上輩、中三品を中輩、下三品を下輩としているから三輩の展開とみることができる。→九品(くぼん)。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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