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三不三信

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2017年12月22日 (金) 15:32時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

(さんぷさんしん)

 三不信と三信のこと。三不信とは信心が(あつ)からず、(いつ)ならず、相続せずをいう。三信はその反対の淳心(じゅんしん)一心(いっしん)・相続心。→三信(さんしん)のⅡ。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

『安楽集』では、三不信を三信と示している。

復有三種不相応 一者信心不淳若存若亡故 二者信心不一謂無決定故 三者信心不相続謂余念間故迭相収摂

また三種の不相応あり。 一には信心淳からず、存ぜるがごとく亡ぜるがごとくなるがゆゑなり。 二には信心一ならず、いはく、決定なきがゆゑなり。 三には信心相続せず、いはく、余念間つるがゆゑなり。 たがひにあひ収摂す。

若能相続則是一心但能一心即是淳心 具此三心 若不生者無有是処

もしよく相続すればすなはちこれ一心なり。 ただよく一心なれば、すなはちこれ淳心なり。 この三心を具してもし生ぜずといはば、この処あることなからん。 (安楽集 P.232)