くうけん
空というものにとらわれる誤った見解。 (安楽集 P.208、要集 P.1133)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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正しい宗教的向上心を否定して、仏教教義の基本である道徳上の因果律を認めず、あるいは仏教の深い道理が理解できないで誤って領解して、一切万物の存在を無であるとする虚無思想のこと。六師外道の富蘭那などの説を指すが、仏教の中にもあるとされる。このような虚無論に基づく立場を空見論という。