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摂大乗論

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2010年5月23日 (日) 16:38時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版 (1 版)

しょうだいじょうろん

 無(む)着(じゃく) (梵語アサンガ Asańga の漢訳) 造。 漢訳には、北(ほく)魏(ぎ)の仏(ぶっ)陀(だ)扇(せん)多(た)訳二巻・梁(りょう)の真諦(しんだい)訳三巻・隋(ずい)の達(だつ)磨(ま)笈多(ぎゅうた)訳 (世(せ)親(しん)菩薩の『摂(しょう)大(だい)乗(じょう)論(ろん)釈論(しゃくろん)』所収)・唐(とう)の玄奘(げんじょう)訳三巻の四種があり、チベット訳も現存する。 唯識(ゆいしき)思想にもとづいて大乗仏教の全体を組織的に論じたもの。 中国では真諦訳によって摂論(しょうろん)宗が興った。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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